2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
酒鬼薔薇事件について書かれた多くの本に、犯人の小学校3年生時の作文「お母さんなしで生きてきた犬」と「まかいの大ま王」が出てきます。これらを読んで、精神鑑定をした医師を含めて多くの人が「母親の厳しい躾によって犯人の異常性格ができあがり、さらに…
酒鬼薔薇事件の犯人は猫や人を殺すことで性的興奮を覚えるサディストで、反社会性パーソナリティ障害、いわゆるサイコパスでした。こういった性癖および性格を持つ者は稀であり、また、異常性格でなければ酒鬼薔薇事件はあそこまで凶悪にならなかったのも事…
二人の殺人事件であるのに、現在にいたるまで、酒鬼薔薇事件は日本社会で極めて有名です。二人以上の殺人事件など毎年のように起こっていますが、この事件が別格で有名になったのは、犯人も「絶歌」(元少年A著、太田出版)で認めているように、その犯行声明…
ネットで調べてみたところ、ほとんど(あるいは全く)考察されていない問題のようなので、あえてこのブログで考察してみます。 前回の記事にも書いたように、事件の2年前、2006年8月にも加藤は事件時と同じ状況になっていました。借金に追われ、仕事を辞めて…
前回の記事の続きです。 秋葉原通り魔事件が起こった直後、犯人である加藤智大の両親へのテレビインタビューが行われています。今でもyou tubeで観ることができますが、最初から泣いていてインタビューに全く答えてられなかった母は、「親の責任」について問…
このブログで何度か書いていることですが、凶悪犯罪者の本を読むと、私は自分との共通点をよく見つけてしまうのですが、とりわけ加藤と私の共通点は多いです。母の教育が厳しすぎたこと、長男であること、弟よりも長男に厳しくしたことを親ですら認めている…
1987年9月に後に重症心身障碍者と診断される娘を出産した母の「殺す親 殺される親」(児玉真美著、生活書院)からの抜粋です。 その小児科医は横柄な態度で、椅子にふんぞり返り、児玉が挨拶しても、返事もしませんでした。児玉の娘の脳波記録用紙を見て、「…
バンクーバーで留学中のことだ。会話相手は私と同じく語学留学に来ている日本人女性である。私の移動時間の節約術に相手が感心したので、さらに時間効率について語った。 私「僕がルームシェアよりもホームステイを選択しているのは、食料を買う時間と食事を…
「結婚制度が社会に必要な理由」の捕捉記事になります。 世界史上、一夫多妻の存在する社会は多くありますが、一妻多夫の存在する社会はほとんどありません。なぜかを考えた人はいるでしょうか。 一番大きい理由は、やはり男性は同時に複数の女性を妊娠させ…
もし自分が犯してもない殺人で有罪になったとして、真犯人が名乗り出たとしたら、その真犯人に対してどう思いますか。 「ぶっ殺したい!」 それが普通の反応ではないでしょうか。しかし、「冤罪の軌跡」(井上安正著、新潮新書)によると、弘前大学教授夫人…
飯塚女児殺害事件は冤罪の可能性が高いです。日本の冤罪事件で多発する以下の要因が揃っているからです。 1,警察が見込み捜査をしていた 2,マスコミも見込み捜査が正しいとの前提で報道していた 3,足利事件で間違ったDNA鑑定した同一のメンバーがこの…
現在のwikipediaで拷問王として載っている紅林麻雄は検事総長賞など500もの表彰を受け、その全盛期には「国警の星」などと激賞されていました。当時から紅林は「証拠などなく勘で犯人だと分かった」とあってはならない理由で犯人を特定していたことを堂々と…