未来社会の道しるべ

新しい社会を切り開く視点の提供

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

佐世保小6女児同級生殺害事件はどうすれば防げたのか

次の記事に書くように、犯人の小6生のインターネット使用を制御できていれば、防げた可能性は高いと私は考えています。ただし、こういった殺人事件は一定の確率で起こるとも考えるべきでしょう。 私はこれまでの犯罪記事で「家庭支援相談員」の必要性を訴え…

自分の子どもが同級生に殺されたら

私が中学生の時、同じ中学の生徒が校舎の3階のベランダから落ちる事件がありました。その事件を聞いた私の母の最初の言葉は「担任の先生は大変だねえ」でした。落ちた本人よりも先生を心配する母に私はひどくショックを受けました。 母がそのような感想を持…

川名荘志ごときが一流新聞記者になれてしまう国

「最初のころ、新聞記者という肩書を持った僕と、ありのままの僕は、ずっとちぐはぐなままだった。まるで薄ぺらの体に、ぶかぶかの服を押し着せられたかのように。でも、あの蒸し暑い夏の日、僕は新聞記者になってしまった」 読んでいる方が赤面するような自…

オリンピックの功績

こちらのブログを読んでもらえれば分かる通り、コロナ禍があろうがなかろうが、私はオリンピック反対派でした。特に税金を使ってまで開催することに反対でした。 しかし、小山田圭吾のイジメ騒動があってから、オリンピックを開催した意義があったとようやく…

小山田圭吾をなぜ今から懲役刑にできないのか

小山田圭吾が過去に障害者のいじめ事件を自慢していたことが発覚しました。ここにその自慢文を掲載します。 ・沢田さん(仮名)のこと 沢田って奴がいて。こいつはかなりエポック・メーキングな男で、転校してきたんですよ、小学校二年生ぐらいの時に。それ…

北九州監禁殺人事件裁判のいびつさ

「消された一家」(豊田正義著、新潮文庫)で、裁判所での笑い声の次に気になったことは、緒方純子が死刑を求刑されているのに、最初の犠牲者の娘である服部恭子(仮名)が無罪どころか、被告にすらなっていないことです。 本を読んでもらえれば分かりますが…

北九州監禁殺人事件の犯人の話を笑う者たち

「消された一家」(豊田正義著、新潮文庫)は、私が読んだ多くの犯罪本の中で、最も気分が悪くなった本です。 そのせいか、この事件より多くの死者が出ている相模原障害者施設殺傷事件や尼崎連続変死事件を差し置いて、北九州監禁殺人事件こそが日本史上最悪…

尼崎連続変死事件での警察の殺人的ミス

尼崎連続変死事件について書くなら、これは必ず指摘しなければならない点でしょう。事件発覚の10年以上前から、被害者やその親戚、近隣住民が警察に何度も通報していましたが、身内同士の金銭トラブルや暴行などの事案ということで、刑事事件としてまともに…

尼崎連続変死事件よりも恐ろしい事件があるに違いない

尼崎連続変死事件は事件の全容がいまだ解明されていません。日本史上最悪とも呼ばれる事件であるのに、扱っている本も「モンスター」(一橋文哉著、講談社)ともう1冊くらいしかありません。次にこのブログで扱う北九州監禁殺人事件は多くのフィクションのモ…

相模原障害者殺傷事件の植松を論破することは可能だったのか

前回の記事の続きです。 「相模原障害者殺傷事件」(朝日新聞取材班著、朝日新聞出版)を読めば、朝日新聞記者たちが植松に当たり障りのない質問しかしていないことが分かります。植松の機嫌を損ねて、面会拒否されることをなによりも恐れていたのかもしれま…

朝日新聞記者は相模原障害者施設殺傷事件の被害者たちを冒涜している

マスコミについて詳しい人なら知っているでしょうが、記者クラブに所属する日本の大手マスコミ会社では、新人に警察担当をさせます。つまり日本の犯罪についての情報は、まだ若い新人記者の報道によって、日本人全体に伝わります。 新人だから、若いから、そ…

相模原障害者施設殺傷事件の原因は謎のまま終わるのか

19人と数において戦後最悪の殺人事件である2016年の相模原障害者施設殺傷事件には不可解な点があります。犯人の植松聖の両親がどのように植松を育てたかについての情報が全くないことです。「障害者なんていなくなってしまえ」という理由で障害者施設に忍び…