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法律上の結婚必勝法・女編

「性悪になれ!」

まず、これですね。

前回の「法律上の結婚必勝法・男編」と同じく、これはあくまで、結婚後の話です。性悪だと、結婚することができないので、結婚までは猫かぶって、我慢しましょう。結婚後は本性剥き出しで、いや、むしろ、意図的に性悪になってもいいくらいです。

(そんなの結婚詐欺じゃないか!)

実質上はそうかもしれません。法律上は、そんな理由で結婚詐欺が認められることは99%以上ありません。「相手の本性見抜けなかった奴が悪い」になります。精神科医のくせに、これだけのブログを書いているくせに、私は元妻の本性を見抜けなかったわけです。いや、それだけが理由じゃないんですけどね。最大の理由は「愛情と友情を比べないでもらえないでしょうか」に書いています。もっと簡潔に言えば、「恋愛は圧倒的に女性優位」だからです。

話を戻します。なぜ性悪になった方が得なのでしょうか。それは好き勝手できるからですよ。私の元妻は「反省しない」「自己中心」「夫をぞんざいに扱う」「理性的に話さない」と、私にやりたい放題でした。これだけやりたい放題すれば、それは気持ちいいんじゃないですか。

(でも、それだと夫から嫌われるでしょ?)

それは嫌われますよ。私も心底、元妻を嫌いましたよ。元妻の「反省しない」「自己中心」「夫をぞんざいに扱う」「理性的に話さない」の欠点を直してほしい、と私は1000回くらい要求しましたよ。すると、必ずこんなことを言い返されました。

「自分(夫)は反省しなくていいのか」

「自分こそ自己中心でないのか」

「ぞんざいに扱われる理由を私(夫)が作っている」

「理性よりも感情が大切ではないのか」

「なぜ私ばかり要求されるのか(元妻がやりたい放題だからです)。対等に話してほしい(加害者と被害者を対等に扱うことは正義に反します)」

もう一つ、万能の言い訳もありましたよ。

「言いくるめられた」

なんとか元妻と私で合意事項にたどり着けたと思ったら、「言いくるめられた」と合意事項を全てひっくり返されるのです。

私は精神科医なので、パーソナリティ障害という疾患を知っています。まさに、元妻は反社会性パーソナリティ障害でした。言い訳だけは天才的なんですよね。その能力をなぜ他に使えないのか、私には最後まで分かりませんでした。

ともかく、「反省しない」「自己中心」「夫をぞんざいに扱う」「理性的に話さない」は主観によるので、裁判で証明できません。だから、やった者勝ちなんですよ。性悪になっても、責任を問われることは一切ありません。究極まで、自己中心で生きましょう。

(でも、自己中心にも限界があるでしょ。夫が子ども連れて逃げるんじゃない?)

確かに。それはマズイですね。だから、私のように「逃げる場所がない夫」だと、完璧ですよ。私は両親との関係が極めて悪く、実家を頼ることができません。逃げ場がない夫に対しては、妻は「反省しない」「自己中心」「夫をぞんざいに扱う」「理性的に話さない」なんて際限なく発揮しても大丈夫です!

それと、もう一つの必勝法も伝授しておきます。特に夫が子ども連れて逃げそうな場合に、効果てきめんの裏技です! 「向こうに子ども連れ去られる前に、こっちが先に子どもを連れ去れ!」です!

法律上の結婚必勝法・男編」にも書いたことですが、日本では「子ども連れ去り勝ち」が認められている世界でも珍しい、素晴らしい国なんです! 特に妻の実家が金持ちなら、完璧ですね。子ども連れ去っても、妻はお金にも困らないわけですからね。まあ、妻の「反省しない」「自己中心」「夫をぞんざいに扱う」「理性的に話さない」は、夫ほど実家が許すわけないので、さすがに制限されますけどね。

ということで、分かったと思いますが、私と違い、実家に頼れる夫なら、「向こうに子ども連れ去られる前に、こっちが先に子どもを連れ去れ!」は鉄則ですよ。もし、夫が子どもたちを実家などに連れ去って、さらに妻側にわずかでも収入があったら、妻側が養育費を払わないといけないのです! 下手したら、婚姻費用なるものまで妻に払わされるかもしれません(婚姻費用については「法律上の結婚必勝法・男編」参照)。経験した人でないと分からないでしょうが、「一方的に別居した配偶者に、婚姻費用を払え」と裁判所から命令されることほど頭に来ることは、この世にそうそうありませんよ。僕は昨夕に経験したので、それを知りたくもないのに、知らされました。

さて、次の必勝法です。

「家事はサボれ!」

夫が「働いたら負け!」なのですから、当然、妻は「家事はサボれ!」になりますよね。まさに男女平等ですね。

(じゃあ、誰が家事するの?)

そんなもの夫がすればいいんですよ! 

(え、でも、夫は医者でしょ?)

ああ、そう言えば、私は医者でしたね。年収1千万円以上の。でも、裁判官は私の職業なんて、全く考慮していないと思いますよ。職業差別したらいけない、とでも思っているんじゃないですか。このゲス裁判官の判決のおかげで、私は裁判官を職業差別するようになりましたけどね。

なんにせよ、離婚に関する裁判で、妻の家事能力の低さなんて、全く考慮されません。サボった者勝ちです!

その根拠が私の裁判および判決です。

私は裁判所に、いかに妻の家事能力が低いかの証拠を出しました。掃除、冷蔵庫、料理の写真とともに。

たとえば、元妻は掃除をあまりせず、子どもたちも小さくて暴れるので、いつも部屋が散らかっていた写真です。私はしばしば元妻に注意しましたが、元妻はサイコパスなので、天才的な言い訳をされるだけで、反省の言葉は元妻から1回も出てこなかったと思います。

元妻は料理が得意でなく、結婚生活の最後の1年間くらいは、出来合いの注文料理で夕飯を済ませていました。元妻は歯医者で年収380万円程度なので、十分、時間はあったと思うんですけどね。ともかく、元妻があまり料理しない証拠として冷蔵庫に「なす2個、にんにく1.5個、キュウリ2本、米しかない。このうち、キュウリ2本は私が入れた」という写真も提出しました。

さらに、「元妻以外の家族(子ども2人と私)は、全員、食パンは焼かないで食べるのが好きだが、6年間何度言っても、元妻は食パンを焼き続けた。さらに、焦げすぎたパンは必ず私が食べなければならなかった」という証拠写真まで提出しました。

で、判決にはどう影響したのでしょうか? 

あれ? 影響すると思っていたんですか? 僕みたいにオメデタイ人ですね。判決に影響なんてしませんよ。裁判でも判決文でも、元妻の家事能力には全く触れられていませんでした。控訴はする予定ですが、一審までは、写真と証拠を集めて提出した私の労力が無駄になっているだけです。

それにしても、「性悪になれ!」「家事はサボれ!」なんて必勝法が法律上認められている国が存在していることに、私も驚きを隠せません。しかも、それが私の母国でした。

「向こうに子ども連れ去られる前に、こっちが先に子どもを連れ去れ!」を認める日本の裁判所は、本当に正義を憎んでいるんだ、と私も思い知らされました。

(いやいや。いくらなんでも、それはないって。本当は、夫、つまりあなたの虐待とか、なにかの落ち度が認められたんでしょ?)

いや、本当に判決文に、私の落ち度が全く書いていないんです。「一方的に別居して、婚姻費用を請求するなど道徳に反する」といった私の主張を、私に理解できない理由で、却下するとしか書いていないんですよ。信じられないでしょうから、ここに判決文の写真を載せたいくらいです。こんな道徳に反する判決文を書いた名古屋家庭裁判所のH裁判官の名前をさらしたい気分です。

最後に、私の元妻の自己中心性が、特に現れている事実をここに書きます。

なんと、離婚裁判中、最後の最後まで、元妻は「私との結婚を続けたい」と主張しているのです。

元妻が一方的に子どもたちを連れ去って、ある日突然、別居したんですよ。私になんの事前連絡もありませんでした。その日、子どもたちの公文があったので、「僕が公文に連れていこうか」と提案した私のLINE記録も残っています。

私との結婚を続けたい人が、なぜ一方的に別居したんですか?

なぜ元妻はお金に困っていないのに、私に婚姻費用なんて請求しているんですか?

なぜ夫側に落ち度がないのに、裁判所は夫に月23万円もの婚姻費用を妻に払え、と命令しているんですか。

私はこの3つ全て、心情的にも、道徳的にも理解できません。でも、本当の本当に三つとも事実です。

私が理性的に話せないのは元妻だけでなく、日本の裁判所も含まれたようです。

やはり、私は日本から逃げた方がいいのでしょうか。

そう言えば、法律上はまだ私と結婚している妻を私が「元妻」と呼んでいることが、気になる人はいるでしょうね。「元妻」と私が呼ぶせいで、今回の記事と前回の記事が理解しづらくもなっています。それについては、次の記事で説明します。