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立花孝志は南あわじ市長選挙で落選する

日本が負けるに違いない太平洋戦争を始めた本質的理由、あるいは日本が第二次大戦で負けた本質的原因」などの100年たっても忘れるべきでない事件を論じているのに、1年後には忘れられていい事件を論じたくないのですが、既に「斎藤前兵庫県知事の大逆転勝利後」を書いたので、ついでに予想しておきます。

2025年1月の南あわじ市長選挙に、お騒がせyou tuberの立花孝志が立候補するらしいですが、まず落選するでしょう。「南あわじをドバイにしたい」は比喩だから、まだいいとしても、「ふるさと納税を10倍にする」「関空と洲本(淡路島の一部)を海路で結んで外国人観光客の増大」など、実現できるわけがありません。

さらには、ゴルフ場の拡張、和歌山県と淡路島を結ぶ橋の建設など、発想が昭和で、古すぎます。こんなことを実現させたら、借金に苦しんで、「地域活性の起爆剤が反対の意味で起爆してしまう」ことは確実です。

そもそも、日本の過疎地域の活性化など、市長一人の力でどうにかなる問題ではありません。日本の衰退はどんなに優秀な政治家がどんなに頑張っても止められません。せいぜい、衰退スピードを緩くするくらいです。「人口減少の深刻さ」に私が書いた通りです。

それにしても、上記のような政策を聞いた時点で、「立花孝志は所詮お騒がせyou tuberに過ぎなかった」「そんなの政策、実現できませんよ。議論するのもバカらしい」と誰もが考えると思いましたが、この文芸春秋電子版動画では、2人の「ジャーナリスト」が立花孝志の大言壮語を素直に聞いています。

もっとも、ここでは立花の落選を予想しましたが、立花のプロパガンダが功を奏して、当選する可能性もあるでしょう。さらに言えば、ゴルフ場の拡張などで、ゴルフ場利用者が増えた程度で、拡張費用まで考えれば成功とは必ずしも言えないのに、「成功」と立花が言い出す可能性はあるでしょう。そうなると、日本の衆愚政治もさらに悪化していくことになります。

「斎藤知事のパワハラ調査は、また聞き情報がほとんど。実際に目撃した情報はわずか」「西播磨元県民局長が自殺した理由に不倫疑惑があるとマスコミは知っていながら、全く報道しない」などの本質的な情報を広め、立花たった一人でマスコミの斎藤バッシングを覆しました。だからこそ、「持続可能性を考え、コンパクトシティを目指すべき」「人口減少が続く限り持続不可能なので、外国人労働者を積極的に受け入れよう」「それでも人口減少は続くので、未婚税と少子税と子ども補助金を導入しよう」「南あわじ市だけで未婚税と少子税と子ども補助金を導入したら、他の市に若い女性が逃げられるだけだから、日本全体で実施してもらうようにしよう」などど、市民が受け入れたくないが、必要な政策を立花には訴えてほしかったです。

 

11月27日追記:さすが、というか、やっぱり、というか、立花孝志は予想不可能で、南あわじ市長選の前に大阪府泉大津市長選挙に立候補するようです。泉大津市は立花の出身地らしいですが、それ以上に重要な理由は単純に選挙日が近いからです。調べてみたら、泉大津市長の任期満了に伴う選挙で、その現職が似非科学を根拠とする新型コロナワクチン反対派なので、これは立花が勝つ可能性も十分ありそうです。立花が泉大津市長になったら、南あわじ市長選挙は立花が推す別の候補を出すそうです。泉大津市長選で負けた立花が出るにせよ、立花の推す候補が出るにしろ、南あわじ市長選では現職に負けるでしょう。なぜなら、南あわじ市長の現職は東大卒の元経済産業省官僚だからです。