未来社会の道しるべ

新しい社会を切り開く視点の提供

ホステス文化があるから日本は少子化が進んだ

ホステス文化が世界でどれほど広がっているのか、私はよく知りません。売春が世界中にあることは知っていますが、女が男の隣に座って酒をねだる店は日本以外にもあるのでしょうか。私の知る限り、カナダにはなかったか、少なくとも日本と比べるとカナダはないに等しかったです。

私はホステスのいる店に行ったことが一度もないので、そもそもホステス文化をよく知りませんが、このホステス文化があるからこそ、女は男に金をねだり、男は女に金を与える習慣が増長された側面はあるはずです。「福田和子事件」(大下英冶著、新風舎文庫)や「連続殺人犯」(小野一光著、文春文庫)を読んでいて、そんなことを思いました。

私に彼女がなかなかできなかったのは、やはり私がケチだったことは大きいでしょう。この本によれば10万円、20万円もあっさり使うホステス文化が存在していたら、食費や書籍代を100円、200円でもケチる私に彼女ができるわけがないと思ってしまいます。

日本にホステス、元ホステスは山のようにいます。現役でも50~100万人程度、経験者を含めたらその数倍はいるはずです。看護師や教員や保育士よりも多く、女性の職種人口としたら最多ではないでしょうか。「世の中にヤクザの人っていっぱいいるじゃないですか?」と言う女は、まずそういう人です(私も2人は会っています)。風俗業には必ずヤクザが介入しているため、そんな誤解を持ってしまいます。

10万円、20万円もポンポン浪費する社会で生きていたら、確実に、金銭感覚はおかしくなります。それに関わる女や男はもちろんですが、ホステスの話を聞く女友だちも悪影響を受けます。だから、若者の平均賃金の下がっている現在は、結婚が少なくなり、少子化が進んでしまいます。

日本の少子化対策を本気で推進したいのなら、売春は黙認しておくとしても、女が男に金をねだる仕事、ホステス業は違法にすべきです(もちろん、ホスト業も禁止にします)。既に取り締まっているのかもしれませんが、本当に厳しく取り締まって、壊滅させるべきだと考えます。