未来社会の道しるべ

新しい社会を切り開く視点の提供

現在の日本が最も参考にするべき国は韓国である

これまでの記事で明らかでしょう。断定します。間違いありません。アメリカやヨーロッパの報道をしている暇があったら、一文、一秒でも多く韓国について報道してください。

「反響が大きいから」「視聴率が高くなるから」という、くだらない理由で、韓国での反日政策や反日事件ばかり報道しないでください。少しでも韓国や韓国人を知っている人なら分かるでしょうが、反日など韓国全体のごくごく一面にしか過ぎません。日本が韓国について知るべき、かつ学ぶべき事柄は、その他に、その1万倍はあります。

「韓国社会の現在」(春木育美著、中公新書)を読んで、そう確信しました。日本中の全ての政治家、あるいはジャーナリストに読む義務を課すべきではないか、と思えるほど、日本が教訓にすべき内容が詰まっています。

「韓国人は日本のことをよく知っているのに、日本人は韓国のことをなにも知らない」とは昔からよく言われます。「韓国は日本から見習うことがあるけど、日本は韓国から見習うことはないから、仕方ないだろう」と多くの日本人は考えていたことでしょう。正直に白状すれば、そこまでは考えないものの、同じ方向でより小さい考えは私も持っていました。

しかし、「韓国の大学英語講義の失敗」や「韓国の英語新テスト導入の挫折」に示したように、韓国が過去に犯した失敗と同じ失敗を日本も犯しています。韓国は日本をよく勉強して、「がん検診にペナルティをなぜ与えないのか」に書いたように、日本を模倣しながらも、日本と同じ失敗はしないように政策を実行しています。韓国人ができて、日本人ができないわけはないでしょう。

世界中で日本人と最も似ているのは韓国人です。外見だけでなく、考え方、感じ方、文化、習慣、制度など、ありとあらゆるものが似ています。似ていないものを探す方が難しいです。まして、韓国の経済力が日本と並んだ今、韓国の政策から学べることは無数にあります。イギリスやフランスなどのヨーロッパの国について学んでいる暇があれば、少しでも多く韓国から学ぶべきです。