未来社会の道しるべ

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「西洋で謙遜は通用しない」は嘘である

外国人「あなたの英語は素晴らしいですね!」

日本人「いえいえ、私の英語なんて完璧からは程遠いです」

これは日本人(と韓国人)がよくするコミュニケーション失敗例です。西洋では、褒められた場合にまず感謝の言葉を伝えるのが礼儀なのに、感謝するどころか、それを否定しているので、これは失礼にあたります。

このように日本と西洋で礼儀作法の違いがあるのは事実です。しかし、海外では謙虚の文化がない、と考えるのは行き過ぎです。日本人の謙虚さは海外でも教養の高い方相手なら通用します。

それがよく現れていると思うのが、下のソニー盛田昭夫とABCニュースキャスターの1990年の映像です。

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この動画の最後の方で、盛田は「私の見方はあなたとは違うでしょうが……」と言って、ニュースキャスターに「いえいえ、そんなことはありませんよ。ぜひ聞かせてください」と言わせています。この盛田の発言を謙虚と捉えない方もいるかもしれませんが、「私の意見など特殊でしょうが」「あなたはくだらない意見と思うでしょうが」などの意味が言外に含まれており、実は謙虚になっているのです。だからこそ、ニュースキャスターが盛田の発言を慌てて否定しているわけです。

私は上記の映像を「英語でしゃべらナイト」という番組で観て、「西洋でも謙虚さは通用するんだ!」と知ったので、カナダに留学中、謙虚なコミュニケーション手法を何回も使っています。もちろん、有効でした。

私に言わせれば、日本人にだけ分かる「美徳」など存在しません。そんな「美徳」は、本当は日本人にすら通用していないはずです。

次の記事で、それをさらに掘り下げます。