「アジアを見下して、西洋を尊敬する」のは最低な日本人の国際感覚でしょう。一方で、多くの日本人が持っている感覚でもあります。
私はそれと反対の国際感覚を持つべきだと長年考えていました。今でも「アジアに敬意を払うべきだが、西洋に敬意を払う必要はない」との考えは持っていますが、このブログやこちらのブログを読んでもらえれば分かる通り、私も最低な日本人の国際感覚に近いものを持っています。例えば、西洋で庶民的な暮らしをしたいとは思っていますが、東洋の発展途上国で庶民的な暮らしはまずしたくありません。
私の国際感覚が反転した契機は、現実に、インドに旅行して、中国とカナダに1年以上住んでみたことです。反転理由を適切に説明するのは難しいですが、このブログとこちらのブログを読み続けてくれると、善意に解釈してくれる方もいるかもしれません。もっとも、私の最低な国際感覚を善意に解釈するのは間違っているようにも、私自身、思います。