私みたいに財政にある程度の知識のある方なら、財務省がよく出す「ワニの口」のグラフは何度も見たことがあるでしょう。
コロナ禍を理由に、財政出動が狂気の沙汰まで膨大した後のグラフを見て、「ワニの口に、ついに角まで生えた」と財務省の優秀な官僚たちを筆頭に、私を含む日本中の勤勉な国民が嘆いたことも知っていると思います。
日本には、この「財政問題ワニの口」に負けるとも劣らないほど深刻な「少子化問題ワニの口」が30年ほど前から存在しています。私は40年以上も日本で生きているのにかかわらず、恥ずかしながら、「少子化問題ワニの口」を知ったのはこの1週間程度です。
少子化対策として国が「保育園拡充」や「児童手当導入や増額」などのバラマキ政策をすれば、必然的に国民負担率は上がります。
結婚できる勝ち組カップルには、「結婚した後(これ重要です)」の「保育園増加」や「児童手当収入」は嬉しいかもしれません。しかし、そもそも勝ち組カップルは高収入なので、そんなバラマキ政策なくても、さほど困りません。まして結婚前10年以内の「保育園増加」や「児童手当拡大」政策を理由にして結婚したカップルなど、砂の中のダイヤモンド並みに希少価値があります。
一方、結婚できない負け組は、「結婚した後」の「保育園増加」も「育児休暇の普及」も「児童手当収入」も、全く関係ありません。関係ないのに、国民負担は結婚している勝ち組と同様に科せられます。必然的に、結婚している勝ち組より少ない収入が、さらに少なくなります。当然、特に男性なら、まず結婚できません。20代の頃の私の経験からいえば、男は結婚どころか、彼女もできません。
なお、この30年で国民負担率上昇に特に貢献したのは家族関係政府支出費だと知ったのも、恥ずかしながら、というか、罪深いながら、私はこの1週間ほどでした。
私は現在、行政から不当な処分を受けており、元妻に子どもたちを連れて逃げられて、いつ自殺してしまうかも分からないので、自殺する前に先に謝っておきます。
自己中心で愚かな現在までの日本人のせいで、莫大な財政赤字を背負い、少子化に苦しむ未来の日本人の皆さま、本当の本当に申し訳ございません。
「日本の男性はなんてかわいそうなんだと西洋男性に同情される」などで少子化問題の本質について、私なりに日本人全員に訴えましたが、少子化も財政赤字も止められませんでした。
私が死んだ程度で許されるものでないことは分かっていますが、バカな私には他の謝罪方法も浮かばないので、とにかくこのブログに「少子化や財政赤字を止めようと訴えた日本人がいた」記録だけは残していきます。「果てしなく救いようのない日本に、少しはまともな日本人がいた」との記録を見て、日本や日本人にわずかな希望を見出してもらえると、私としてはこの上ない光栄です。