さいたま市議会議員の吉田一郎を知っているでしょうか。2007年からの市議で、正論を直球で話す議員としてyou tubeの人気者です。私もこの1週間ほどで、始めて知りました。
「首をつって死ね」「ブルジョア障害者」「この議案に賛成する議員はペテン師だ」といった「問題発言」をして(市民にとっては問題発言でなかったのですが、「木を見て森を見ず」の視野狭窄でお上品なエリート議員様たちには問題発言だったようです)、辞職勧告決議案が可決され、公式な懲罰も2018年までに4回出ているそうです。
しかし、その後も吉田は市議会議員選挙で2回連続トップ当選しています。総合して考えれば、吉田の意見は正しく、それくらいの厳しい表現をされて当然な事実があるので、トップ当選は妥当な結果だと私も考えます。
なお、2019年以後も吉田の暴言を含んだ正論は議会で何度も発せられていますが(しかもyou tubeで全世界に拡散されていますが)、2018年の吉田への辞職勧告決議案も懲罰処分も無駄で、むしろ「吉田を批判する方がおかしい」との民意が出たので、2019年以後に吉田の辞職勧告決議も懲罰も出ていないようです。これも妥当でしょう。
この吉田議員にどうしても今の私を重ねてしまいます。日本のどこかに、精神科医を選挙で決める公立病院があれば、教えてもらえると嬉しいです。
なお、「正義と性格は別物である」は「メラビアンの法則」と「言葉は性格である」と「なぜ外見から内面まで判断してしまうのか」で示した普遍的事実です。だから、このブログでこのテーマは4回目か、それ以上になります。私には常識すぎるほど常識なのですが、いい大人なのに、それを知らない日本人が多すぎるので、何回も書かざるを得なくなっています。
日本の文科省の偉い人にお願いです。「性格(話し方や態度)と内面(倫理観や人間観や社会観)は違う」という、大人になる前に全員身に着けておくべき人間観の習得を義務教育や高校教育で徹底してください。その人間観を日本人全員が習得すれば、間違いなく日本は精神的にも物質的にも豊かになります。
(精神的に豊かになるのは分かるけど、物質的にも豊かになる理由は?)思ったと人は、「カナダ人の寛容性と生産性の相関関係」でも読んでください。