2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
楠木正成と聞いて、南北朝時代の武将と正しく答えられる日本人は現在、半数くらいではないでしょうか。歴史上の人物であることは分かったとしても、いつの時代の人物かはよく分からない人も珍しくないはずです。 南北朝時代は、源平合戦、戦国時代と同じく、…
「新型コロナウイルスで亡くなった日本の小児はゼロである」にも書いたように、私はコロナ自粛当初からマスク着用には反対でした。日本では以前からマスク文化があったせいか、マスクのウイルス感染予防効果を疑ってすらいない人が大多数でしょう。だから、…
世の中には簡単に比較できないものが多くあります。人数、面積などは客観性がまだありますが、売上や給与などになると統計基準によって結果が変わってきます。同じような理由で、国家の経済規模を示すGDP(GNPやGNIも同様)にも、問題があることは以前から指…
「全国共通習熟度順テスト」の捕捉になります。 基礎学力を問うセンター試験と比べると、東大の入試は明らかに難問奇問が多いです。高校までの標準課程を習熟した人たちならまず解けないが、名目上は標準課程の内容だけで解ける問題を出題するので、必然的に…
このブログで何度も指摘している通り、日本の警察とマスコミの癒着はひどいです。「日本政治がオープンになるために」に書いたような政治家とマスコミの癒着は有名ですが、警察とマスコミの癒着はあまり知られていないのではないでしょうか。私の知る限り、…
「ルポ児童相談所」(大久保真紀著、朝日新書)は素晴らしい本でした。これこそ朝日新聞記者がするべき報道です。「マザコン国家ニッポン」で私が批判した朝日新聞Eduはお受験冊子ではなく、こういった恵まれない子どもたちをテーマにした教育冊子にすべきで…
「現在の日本で最も足りていない職種はなんでしょうか?」 人によって上の質問の答えは変わってくるでしょう。介護士、保育士、プログラマー、3K仕事などがまず思いつくでしょうか。 しかし、100年後、あるいは200年後の人が現代を振り返ると、社会福祉士が…
日本では長年、臨床心理士という民間資格はあったものの、公認心理士という資格はありませんでした。受験料徴収で税金の足しになるのならともかく、そうでないのなら、公認心理士の資格は不要でしょう。そもそも、心理士という職業が社会に不要だと私は考え…
「私が日本の最も嫌うところ」に書いたように、私の人間観の一番の柱は「人間は皆同じ」です。 だから、どんな人間でも精神疾患を大なり小なり持っていると私は考えています。 たとえば、前回の記事で書いた境界性人格障害を例にとってみます。「相手(主に…
しばしば誤解されていることですが、人格障害(パーソナリティ障害)は病気かどうか明確でありません。確かに、人格障害の診断基準はあり、病名は公式に使えて、精神療法の保険適応にはなっています。しかし、精神医学では「本当に病気なのか」「医療で対応…