未来社会の道しるべ

新しい社会を切り開く視点の提供

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の歴史学会はいつになったら客観性を身に着けられるのか

「大英帝国の親日派」(アントニー・ベスト著、中央公論新社)を読んで、またも日本人として悲しくなってきました。 上記の本は、第一次大戦と第二次大戦の戦間期の日英外交の中心人物たちの考えを紹介しています。当時の外務大臣を始めたとした日本の外交官…

病気の子どもは保育園に行かないべきか

病児保育なるものがあると知ったのは、私が病院で働くようになってからです。病児保育とは、病気になった子どもを保育所ではあずかれないので、保育所の代わりにあずかってくれる施設です。子どもが病気になったからといって、両親は仕事を簡単に休めない時…

米中首脳はホットラインと軍縮条約を結ぶべきである

「米中もし戦わば」(ピーターナヴァロ著、文藝春秋)は中国の軍事的脅威を理解するために有益な本でした。 アメリカが誇る空母軍を無力化する新兵器を中国が開発している、対衛星兵器により制空権ならぬ制宇宙権を中国が事実上持っている、5000㎞にも及ぶ地…

六者協議は無意味であった

「二つのコリア」第三版(ドン・オーバードーファー、ロバート・カーリン著、共同通信社)は朝鮮問題、特に北朝鮮問題を考える上で、必読書でしょう。ここまで本質を突いた本は、日本人の著作では存在しないように思います。いまだに六者協議を開催すべきで…