未来社会の道しるべ

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ブラック企業でもこれだけは我慢できない

私がブラック企業にいた頃、同じ現場で毎日パワハラに耐えている同僚が「他の叱責は仕方ないにしても、そう言われることだけは我慢ならない」と口を揃えていた不満があります。上司からの次のような叱責です。

「ここでダメだったら、どこいっても同じだからな」

「こんなんじゃ、他でもやっていけないぞ」

私も同様のことを言われて、「それだけは言っていけないだろう!」と思ったことが何度もあります。毎日、理不尽な叱責に耐えているのは、あくまで会社内で雇用関係にあるからです。その関係さえなければ、社会全体での個人と個人の関係になれば、こんな性格の破綻した上司の言うことなど、黙って聞いているわけがありません。無視するか、頭にきていれば怒鳴り返しています。

だから、あくまで会社内で「ダメだ」「バカか」「無能だ」と言われるのなら、それは耐えるしかないかもしれません。しかし、「会社外でもダメだ」などと叱責することは、人として絶対に許されません。そんなことを言う権利が、法の下の平等憲法で保障されている日本で、パワハラを行うような基本的人権を無視した上司に存在するわけがありません。社会全体では立場が対等なのですから、誰かが誰かを威圧的に叱責するなど傲慢な行為は許されません。自分の基本的人権が相手に損害されていたとしても、相手が気づいていない可能性もあるので、まずはその事実を伝えて、穏便な問題解決を目指すべきでしょう

これは当たり前のことですが、多くの日本人上司はそのことを本当に忘れています。だから、ここに記しておきます。また、かつて上のような叱責を受けた私を含む人は、パワハラの連鎖を止めるために、同様のことを部下や新入りに言わないよう、十分に心がけておくべきでしょう。