未来社会の道しるべ

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いじめ問題を振り返る

いじめ問題が日本で生じたのは日本のバルブ経済期と重なります。バブル期に日本人は多くの違法あるいは合法の罪を犯していますが、その中でも、いじめ問題は最低最悪の罪だと私は考えています。

文科省調査のいじめ件数は全くあてにならないため私の推測になりますが、1980年代から2000年代前半までが、いじめ問題の最悪の期間でしょう。この時代に中高生だった世代、今の30才前後から50代前後の世代は倫理的にも性格的にも思想的にも最悪のいじめ問題、少年少女非行問題を間近に見ていたはずです。特に、この世代で公立中学や偏差値の低い公立高校に通っていた人は、いじめられた者か、いじめていた者か、いじめを傍観していた者のどれかに入るはずなのに、ほとんどの人はそれを忘れたかのように今も生きています。

話は大きくなりますが、幕末維新外交、自由民権運動の失敗、日清日露戦争シベリア出兵、満州事変、日中戦争、第二次大戦、大規模公害、全共闘運動、バブル狂乱など、明治維新以降、日本は過去の失敗を、なに一つ、国民全体でよりよい未来に繋がる総括をしていません。第二次大戦を除けば、総括しようともしていません。いじめ問題もその一つです。問題の期間が終了した、いつの間にか問題がなくなったからといって、過去から学ばないのは愚か者です。上記の明治維新以降の日本の問題について、私は直面した世代に入らないのですが、いじめ問題は実際に遭遇しています。私は現在30代で、いじめられた者に分類されるからです。中学生の頃、私をいじめていた者が少年院に送られなければ、私はとっくの昔に自殺していたと確信します。

一つの大きな問題を深く広く考察することで、それに関する他の多くの問題も見えてきます。私自身がまずは解決すべき世代に入っていることもあり、次の記事から他の問題も考慮しつつ、いじめ問題について振り返ります。